治験バイトには詐欺サイトが存在する?流れや注意点も
高額報酬が貰えるアルバイトとして有名な治験バイトは、参加中には一定の制限があるものの、身体への負担もなく自由に過ごせることから、昔から多くの方が参加しています。
治験のスケジュールに合わせて時間を確保できればお金を稼げるため、比較的時間の融通が利く学生や主婦の方の副収入としても、人気が高まっています。
治験の募集はインターネットで見つける方法が手軽で便利ですが、中には治験初心者の方や不慣れな方を狙った、悪質な詐欺サイトも存在します。
そこで今回は、これから治験バイトにチャレンジしたい方に向けて、詐欺サイトの特徴や見分け方、そして信用できる治験バイトの探し方と参加の流れを解説します。
目次
1.詐欺行為をする治験サイトの特徴
治験はそもそも医療の発展のために行われており、新薬の開発に協力してくれる方は厳密にはボランティアという位置づけとなります。
そのため、治験を正式に実施している機関が、高額アルバイトや高額モニターといった、お金を対価とすることを前面に押し出した募集を行うことはありません。治験に協力してくれた方には、臨床試験中の時間的拘束や心身への負担を考慮して、負担軽減費という名目で報酬が支払われています。
しかし、詐欺行為を行っている治験サイトの場合、治験についての知識が明るくない方をターゲットとして、「高額アルバイト」といった甘い言葉で参加者を募り、サイトへの登録料や紹介報酬を徴収しようとします。
登録料や紹介料は数千円と安価であり、掲載されている案件の報酬が高額であるため、サイトを信用して登録してしまう方は少なくありません。
当然、上記のような詐欺行為を行っているサイトでは、案件の紹介が行われることはなく、お金を入金するとそのまま連絡が取れなくなってしまいます。
正式に治験を取り扱っているサイトが、紹介報酬や登録料を請求することはありません。詐欺サイトを見分けるためにも、必ず覚えておいてください。
2.治験バイトの流れとは?
治験バイトが初めての場合、どのような流れで治験を進めるのか分からない方もいるでしょう。治験バイトは、正しい臨床データを得るために、厳密なプロセスを経て行われます。
ここでは、治験に参加する方が辿る一連のプロセスを解説します。治験への参加をスムーズに進めるためにも、事前に把握しておきましょう。
2-1.登録説明会に参加する
治験希望者を募集しているサイトに登録すると、説明会への参加を促されます。サイトに掲載されているすべての案件に参加する前に、一度は登録説明会への参加が必要となります。
登録説明会では、治験の概要や注意点などの説明を受けられるだけでなく、疑問点を質問することができます。治験に対する不安を残さないためにも、治験サイトに登録を行ったら、まずは登録説明会に参加しましょう。
2-2.申し込みをする
登録説明会を終えて本登録を済ませた方は、実際に募集されている案件に参加することができます。
案件の申し込みは、インターネットまたは電話で行います。募集されている案件の中から希望する案件が見つかれば、申し込みを行いましょう。
報酬や参加条件は案件によって異なるため、事前にしっかり確認しておいてください。
2-3.健康診断を受ける
治験を実施するにあたり、参加者が被験者として適性であるか、また健康上のリスクがないかを判断するために、事前に医療機関にて健康診断を行います。
健康診断にて治験を実施するにあたり設けられた基準を満たすと、治験への参加が認められます。問題があれば、この段階で否決される場合があります。
案件によって異なりますが、健康診断の合否は数日から数週間で結果が分かることがほとんどです。
2-4.問題がなければそのまま治験に参加する
健康診断で治験への参加が認められたら、実施機関のスケジュールに従って治験が開始されます。
報酬や参加条件と同様に、治験の内容も案件によって異なります。通院で済む場合もあれば長期間にわたり入院する場合もあり、入院する場合は通院以上に食事や運動を制限されることも珍しくありません。
いずれのタイプも、治験中は実施機関の注意事項を守りつつ、読書や映画鑑賞などをしながら過ごしましょう。
3.治験バイトに参加するときの注意点とは?
治験バイトは、一定の条件を満たしていないと参加することができません。
ここでは、治験バイトに参加するにあたり、特に注意すべき項目を解説します。
治験バイトを安全に行うためにも、以下の項目についてしっかり理解しておきましょう。
◯治験バイトを連続で行う場合は期間を空ける
薬剤を服用する治験バイトでは、一定の期間を空けずに治験を行った場合、身体に思わぬ悪影響が出たり、治験の検査データを正しく採取できなかったりする可能性があります。
治験バイトを連続で行う場合は、前回の治験の影響が残っているリスクを避けるため、原則3~4ヶ月の休薬期間を空けることが基本です。
同様の理由から治験を同時に掛け持ちすることも厳禁です。
虚偽の申告を行うと、健康診断以前の段階で断られます。すでに治験に参加していた場合は、報酬を受け取ることもできません。
安全性を確保するためにも、治験の期間は必ず遵守しましょう。
◯参加前の飲酒はなるべく控える
治験で摂取する薬剤は肝臓で分解されるため、治験前の飲酒は厳禁です。アルコールを摂取すると肝臓に負担がかかり、治験で摂取した被験薬の有効性を正しく判断できない可能性があります。
治験前の検査で飲酒の影響による肝機能の数値に異常が見られると、治験を受けることができません。人によってはアルコールの影響が長期間体内に残るため、一週間前から飲酒を控えることをおすすめします。
◯参加前は激しい運動を避ける
激しい運動を行うと、負荷により壊れた筋肉組織が血液中に流れ出てきます。筋肉組織が血液中に流れ出ると、治験の結果に影響を与える恐れがあるため、基本的に治験前の運動は禁止されています。
運動の内容や個人の体質にもよりますが、運動の影響が長期間残る方は少なくありません。飲酒と同様に、治験の一週間前から筋肉に負担がかかる行動は控えるようにしましょう。
4.治験バイトは治験ネットで探そう!
条件の良い治験バイトを見つけるためには、掲載されている案件数が豊富で信用できるサイトを利用することが重要となります。
治験バイトを探す際は、登録料が不要な上、高額モニターが多数用意されている「治験ネット」を活用することがおすすめです。
治験ネットでは、参加条件や謝礼金が掲載された情報を地域別に閲覧できるだけでなく、最新情報がメールで送られてくるため、自分に合った案件をスムーズに見つけることができます。また、会員登録の際に応募情報を入力しておくと、応募のたびに情報を入力する必要がなくなるため、効率よく治験に応募することができます。
さらに、利用者に対するサポートも充実しており、治験に不安や疑問がある方も安心して始めることが可能です。
治験バイトに興味がある方は、治験ネットで治験の案件をチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
治験は、新しく開発された医薬品が認可されるために必要となる、非常に重要なプロセスです。治験バイトは、高い報酬を得られるだけではなく、医療の発展という社会的貢献にも繋がる有意義な行為となります。
治験バイトの中には詐欺サイトも存在し、詐欺サイトには「高額アルバイト」といった文言が記載されている傾向にあります。
治験バイトを探す際は、信用できるサイトを利用することが重要です。優良なサイトを活用すれば、条件の良い案件を見つけることもできます。
案件を探す際は、ぜひ案件数が豊富な治験ネットの利用を検討してみてはいかがでしょうか。