治験バイトとは?登録から開始までの流れや仕事内容・高額報酬になる理由を解説

高収入が稼げるアルバイトの一つとして知られている「治験バイト」。通院や入院をするだけで報酬が貰えるということもあり、時間に余裕がある方に最適なアルバイトだと言えます。
ただ、治験バイトの具体的な仕事内容や報酬の平均額についてよく知らない方が多く、認知度の低さから「怖い」「不安」と感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、治験バイトのメリット・デメリットや仕事内容など、治験バイトの基本的な知識について詳しく説明します。高収入が稼げる治験バイトに興味がある方は、ぜひ参考にして下さい。

1.治験バイトとは?

「治験」とは、厚生労働省の承認を受けるために、医療機関や製薬会社が人間に対して新薬の効果や安全性を確認する臨床試験のことです。
そして「治験バイト」とは、報酬を対価として治験の被験者に参加することを指します。

なお、治験バイトという言い方をよくされていますが、治験を実施する医療機関と雇用契約を結ぶわけではありません。
そのため、実際はアルバイトではなく「有償ボランティア」と呼ぶほうが正しいと言えます。支給されるお金も、正しくは報酬ではなく「負担軽減費」です。

もちろん普通のアルバイトとは違い、履歴書の内容に基づいた審査はありません。
治験では開始前に健康診断を行い、年齢やBMI、健康状態を確認した上で、適格者を選ぶことが基本となっています。

1-1.治験バイトのメリット・デメリット

メリット デメリット
・高額な報酬を受け取ることができる
・無料で健康診断を受けられる
・自由時間が設けられている
・(入院の場合)3食が無料で提供される
・(入院の場合)規則正しい生活が身につく
・治験の期間中は運動や食事に制限がある
・投与される薬にまったく副作用がないとは言い切れない
・(入院の場合)集団生活を行う必要がある

治験バイトのメリットは、比較的簡単に高額の報酬を受け取ることができる点です。
治験では医師やスタッフの指導のもとで、薬の投与や血液検査を受けなければなりません。また、入院の場合は決まった時間に食事や睡眠をとるだけでなく、外出に一定の制限がかかることもあります。

しかし、治験により定められた制限を受ける以外は、基本的に治験バイト期間中でも自由に過ごすことができます。空いた時間に読書や勉強、ゲームをしている方も多いです。

一方で、喫煙や飲酒が禁止されたり、運動に一定の制限がかけられたりすることは、人により大きなデメリットとなるでしょう。もし治験バイトの期間中にこのような制限を破った場合、報酬が支払われないという可能性もあるため、注意が必要です。

1-2.登録から開始までの流れ

治験バイトを始める場合は、一般的に次のような手順で進めていきます。

登録から開始までの流れ

治験バイトの登録については、インターネット上で募集を探すことが最も簡単です。
ただ、治験の参加者はあくまでボランティアであり、アルバイトやパートのように求人情報サイトで募集されるわけではありません。
治験バイトの専用募集サイトを探し、応募することが一般的です。

治験バイトでは、薬を投与するという性質上、まず登録する前に業務内容を説明する場として、事前に説明会を開催しています。
説明会では、実施される治験の概要、投薬によるリスクや注意事項、治験のスケジュール、具体的な報酬などについて説明されることが一般的です。
詳しい内容は案件により異なるため、参加者は治験バイトの経験者であるかどうかに関わらず、その都度説明会に出席する必要があります。

また、治験バイトは対象となる被験者について、健康状態や疾患の有無といった条件を厳格に定めています。そのため、治験バイトの参加希望者は事前の健康診断を必ず受診しなければなりません。

健康診断によるチェックで問題なしと判断されれば、治験開始です。なお、この健康診断で不適格となった場合でも、協力費として交通費や報酬の一部が支払われることがあります。

1-3.治験開始前に行う検査内容について

治験開始前に行う検査内容について1

治験前の健康診断は、説明会と併せて行われるだけではありません。治験開始の前日にも健康診断が実施されます。

治験開始前に行う検査内容について2

事前の健康診断に通過しなければ、治験バイトに参加することはできません。
特別な疾患が無いにもかかわらず、不規則な生活や暴飲暴食が検査結果に影響することにより、参加不可と判断されるケースもあるため注意が必要です。

2.治験バイトの仕事内容|タイプ別で異なる報酬額

治験バイトの内容は千差万別ですが、大きく分けると2つのタイプに分類することができます。
それぞれのタイプを並べて見てみると、治験の特徴だけではなく、メリットやデメリット、そして報酬の額にも明確な違いがあることが理解できるはずです。
各タイプの違いをあらかじめ把握しておけば、自分に合った治験バイトを探しやすくなるでしょう。

2-1.治験バイトには「通院」と「入院」の2種類のタイプがある

医療機関として病院や特定の施設が実施場所となる治験バイトには主に、「通院タイプ」と「入院タイプ」の2種類があります。
それぞれのタイプの特徴や違い、メリットやデメリットは次の通りです。

  通院タイプ 入院タイプ
特徴 ・決められた日に通院する ・1日~1ヶ月程度の入院が必要
メリット ・拘束時間が短い
・行動制限が比較的少ない
・報酬が高い
・食事が無料で提供される
デメリット ・報酬が低い傾向にある ・拘束時間が長い
・行動制限が比較的多い

通院タイプの治験では、決められた日に通院して、薬の投与や検査を受けることが特徴です。
土日祝日を中心にうまく予定が調整できるならば、会社勤めのサラリーマンでも参加できます。

一方、入院タイプの治験では、まとまった日数の都合を終日確保しておかなければならないため、通院タイプよりも参加が難しくなります。

それぞれのタイプの大きな違いは、拘束時間です。
通院タイプは通院したその日のうちに帰ることができるため拘束時間は短いですが、入院タイプは文字どおり入院が必要であるため、どうしても拘束時間が長くなりがちです。

2-2.それぞれの平均報酬額と報酬の貰い方

通院タイプと入院タイプでは、貰える報酬も異なります。
通院タイプも決して報酬が低いわけではありませんが、数日の通院が必要となる場合でも、一般的に拘束時間が長い入院タイプの方が報酬は高くなります。

治験バイトの報酬は、治験の内容や医療機関によって異なります。平均的な治験バイトの報酬はおおむね次のとおりです

  平均報酬額(1日あたり)
通院タイプ 8,000~12,000円
入院タイプ 15,000~20,000円

また、入院タイプでは入院後に事後検査を受けなければならない場合があります。もちろん、事後検査のための通院に対しても、報酬はきちんと支払われます。

治験バイトの報酬の貰い方は、主に治験の最終日に手渡しとなるか、もしくは銀行振り込みのどちらかです。なお、銀行振り込みの場合は支払いに1ヶ月程度かかることもあります。
もしお金がすぐに必要である場合は、手渡しでの受け取りを選択できる案件を選びましょう。

3.治験参加中・参加後に身体に影響が起きた場合は?

治験は厳しいルールに従って実施されるものです。そのため、投与される薬が身体へ悪影響を及ぼすことは非常に少ないとされています。

しかし、新薬の効果や安全性の確認が治験の目的であることから、問題が発生する可能性がゼロであるとは当然言い切れません。
なるべく安心して治験バイトを受けるためにも、治験参加中に不安や恐怖を感じたときの対応や、健康障害への備えについて理解しておきましょう。

3-1.治験途中に不安や恐怖を感じた際は辞退も可能

治験バイトはあくまでボランティアであるため、治験の途中であっても基本的に辞退することが可能です。
しかし、途中でやめることのできないケースも稀にあるため、注意しておきましょう。辞退の可否については、事前の説明会で確認できます。

医療機関では、治験による健康障害が発生した場合に備えて、医師や看護師はもちろん、治験の経験が豊富なスタッフが万全の体制をとっています。
また、治験バイトの間はできるだけリラックスして通院や入院ができるよう、さまざまな工夫を凝らしているところがほとんどです。
ゲーム機や映画のDVD、漫画を豊富に取り揃えている医療機関も少なくありません。

そのため、不安や恐怖を感じて途中で辞退する人はほとんどいません。危険な実験を強いられるようなバイトではないため、安心して臨みましょう。

4.高待遇・高単価の治験バイトを見つけるためには

高待遇で高単価の治験バイトを手っ取り早く探すためには、治験モニターを紹介するサイトで会員登録をすることがおすすめです。
会員登録をすれば、メールマガジンなどで優先的に治験バイトの情報を受け取れる場合があります。また、会員のみに案件ごとの報酬額を明示しているサイトも多いです。

なお、人気が高い治験モニターのサイトは、治験バイトの案件が多く掲載されている一方で、応募の倍率も高い傾向にあります。
一方で、あまり知られていないようなサイトであれば案件は少ないものの、競争率の低さから採用される確率も高くなるでしょう。

治験バイトの募集情報は適宜更新されます。すぐに情報を確認するためにも、自分に適した治験モニターのサイトへ登録を行いましょう。

まとめ

治験バイトの報酬が高額である理由は、リスクの裏返しではなく、参加者の行動や生活に一定の制限をかけるためです。治験は厳格な基準に従って実施しています。万全の体制で実施される治験バイトに対して、過度に不安なイメージを抱く必要はありません。

また、治験バイトに参加するためには、普段から健康管理に留意しておくことが大切です。
治験への参加は、将来誰でも利用できる新薬の開発に協力できる、非常に意義があるボランティアでもあります。ここまでご紹介した内容を参考に、ぜひ治験バイトに応募してみましょう。

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